テニスのはじまり【ラケットスポーツ】


世界中でたくさんの人々が、サッカーや野球、水泳などみなさんにも馴染みのあるスポーツから、ポロやベースジャンピングといった、日本ではあまり知られていようなスポーツまで、さまざまなスポーツが楽しまれています。

 

 

テニスとは

1人対1人、または2人対2人のペアを組んだチームが、ネットを挟んだコートで、ラケットを使ってボールを打ち合い得点を競う競技。

相手プレーヤーのサーブで、自コートに打ち込まれたボールを2回バウンドする前に、ラケットを使って相手コートに返球しラリーを行い、ボールを正しく返球できないと相手プレーヤーにポイントが与えられる。

 

 

類似スポーツ

ソフトテニス(軟式テニス)
ネットを挟んだコートを使い、1人対1人のシングルス、あるいは2人対2人のダブルスが、ラケットを使って柔らかいゴム製のボールを打ち合う球技。

当時のテニスボールなどの用具が非常に高価であったことから、柔らかいゴムボールが開発・製造された、ローンテニスから派生した日本独自の球技。

ビーチテニス
テニスとバトミントン、ビーチバレーボールの要素が組み合わせた球技。
パドルテニス
「パドル」と呼ばれるラケットを使って、テニスコートの半分ぐらいの小さなコートで、ネット挟んでボールを打ち合う球技。
ショートテニス
ネットを挟んだ小さなコートで、やわらかくて大きなスポンジボールを、短いラケットを使って行うテニスに似た球技。
フリーテニス
アメリカで生まれた「ショートテニス」を改良し、テニスコートより狭いコートで、卓球の手軽さとテニスの動きを兼ね備えた日本独自のスポーツ。
スカッシュ
四角い部屋の中で、ラケットを使って壁に向かってボールを打ち、跳ね返ってきたボールを相手のプレーヤーが再び壁に打ち返してラリーを行う、テニスに似た球技。
ラケットボール
四角い部屋の中で、4方の壁と天井、床の6面をコートとして、ゴム製の柔らかいボールをラケットを使てて打ちで打ち合う、、跳ね返ってきたボールを相手のプレーヤーが再び壁に打ち返してラリーを行う、スカッシュに似た球技。
バウンドテニス
ラケットボールから派生した球技。
バスク・ペロタ
素手やグローブラケットを使って、壁に向かってボールを打ち合うスカッシュに似た球技。
車椅子テニス
下肢などに障がいのある人たちが、車椅子に乗って行うテニス。
立位テニス
上肢障がい者や麻痺者(まひしゃ)、義足使用者などが、車椅子を使用せずに立って行うテニス。

 

 

海外でのはじまり

11世紀頃にフランス貴族や僧侶の間で親しまれていた、手のひらや手袋を使って球の打ち合う「jeu de paume(ジュ・ドゥ・ポーム)」という遊びが始まりとされている。

 

1874年 
ウェールズ出身の軍人 ウォルター・クロプトン・ウィングフィールド(Walter Clopton Wingfield)少佐により、コートやラケット、ボール、ルールが改良され、芝生のコートで行う「ローンテニス」を考案され、これが近代テニスの原型になっているとされている。
1877年 
現在のテニスの4大大会のひとつである、イギリスのロンドン近郊のウィンブルドンで「第 1回ウィンブルドン選手権(全英オープン)」が開催される。
1881年
「アメリカローンテニス協会(USTA)」が設立され、現在のテニスの4大大会のひとつである、アメリカのニューヨーク市クイーンズ区に位置する公園 フラッシング・メドウズ・コロナ・パークで「第 1回全米シングルス選手権(全米オープン)」が、男子のシングルスとダブルスのみのアマチュア大会として開催される。
1891年
現在のテニスの4大大会のひとつである、フランスのパリ16区ブローニュの森にあるテニス競技場 スタッド・ローラン・ギャロスで「第1回フレンチ選手権(全仏オープン)」が開催される。
1896年
ギリシャのアテネで開催された「第 1回 夏季オリンピック競技大会」で、男子のシングルスとダブルスが正式種目となる。
1900年
フランスのパリで開催された「第2回 夏季オリンピック競技大会」で、女子のテニスが正式種目となる。
1905年
1904年にオーストラリアの各州と、ニュージーランドが合同して、「オーストラレーシアテニス協会」が設立され、翌1905年に現在のテニスの4大大会のひとつである、オーストラリアのメルボルンで「第1回オーストラレーシア選手権(全豪オープン)」が開催される。
1913年
国際テニス連盟(ITF)の全身となる「国際ローンテニス連盟(ILTF)」発足する。
1923年
国際ローンテニス連盟により、「全英・全米・全仏・全豪」を4大大会と定められる。
1928年
国際テニス連盟が、休業補償条件によって待遇改善ができないことを理由に国際オリンピック委員会(IOC)から脱退し、オランダのアムステルダムで開催された「第9回 夏季オリンピック競技大会」から除外される。
1988年
韓国のソウルで開催された「第24回 夏季オリンピック競技大会」で、正式種目として復活する。

 

 

 

日本でのはじまり

 

1878年(明治 11年)
アメリカ人教師ジョージ・アダムス・リーランド(George Adams Leland)氏が、体操伝習所(東京高等師範学校)で、アメリカから持参したラケットやボールで生徒たちにテニスを教えたことが始まりと言われている。
1890年(明治 23年)
当時のテニスボールや用具が非常に高価であったことから、柔らかいゴムボールが開発・製造され、日本独自の「ソフトテニス」が誕生した。

それ以降、学校を中心にテニスとソフトテニスの2つのスポーツが、全国的に普及し発展した。

1920年(大正 9年)
ベルギーのアントワープで開催された「第7回 夏季オリンピック競技大会」で、熊谷一弥(くまがい いちや)選手が男子シングルスで銀メダル、熊谷一弥選手と柏尾誠一郎(かしおせいいちろう)選手が組んだダブルスで銀メダルを獲得。
1922年(大正 11年)
東京ローンテニスクラブの会員であった朝吹常吉(あさぶき つねきち)氏によって、「日本庭球協会(日本テニス協会)」が発足し、全日本選手権が開催される。
1995年(平成 7年)
伊達公子(だて きみこ)選手が、アジア出身の女子テニス選手として初めて、女子シングルスで自己最高位となる世界ランク4位を記録した。
2015年(平成 27年)
錦織圭(にしこり けい)選手が、アジア出身の選手として初めてグランドスラムの決勝に進出し、翌年には、男子シングルスで日本男子初で自己最高位となる世界ランク4位を記録した。
2018年(平成 30年)
大坂なおみ(おおさか なおみ)選手が、全米オープンで日本人初となるグランドスラムの女子シングルスで優勝を果たした。また翌年には、全豪オープンでも優勝を果たし、男女通じてアジア人初で自己最高位となる世界ランク1位を記録した。

 

 

 

語源

英語での正式名称は「lawn tennis(ローン・テニス)」といい、当初コート面が芝生(lawn)であったことに由来する。

フランス貴族の遊戯として行われていた「Jeu de Paumme(ジュ・ド・ポム)」 において、攻守交代のときにサーバーが「(球を落とさないで)取ってみろ」という意味の「tenez(トゥネス)」という掛け声にちなみ、「tennis(テニス)」になったとも言われている。

日本式呼称は「庭球(ていきゅう)」と表記されるが、単に「テニス」、あるいは日本独自のテニス「軟式テニス(ソフトテニス)」に対して「硬式テニス」とも呼ばれている。

 

 

 

人数

 

シングルス1人対1人で、男女別に行われる種目。
ダブルス2人対2人で、男女別に行われる種目。
ミックスダブルス男女がペアを組んだ2人対2人で行われる種目。

 

 

ルール

 

試合時間テニスは、サッカーなどの「タイム制」で行われる試合ではなく、「ポイント制」で試合が行われるので、1時間から長時間に渡る激闘が繰り広げられるなど、試合展開によって試合時間が異なってくる。
得点テニスの試合は、「ポイント → ゲーム → セット → マッチ」の順に進行して勝敗が決まる。
ポイント対戦するプレーヤーのどちらかが、正しく返球できなかった場合に、相手のプレーヤーに1ポイント与えられる。

得点は、0ポイントを「ラブ」、1ポイントを「15(フィフティーン)」、2ポイントを「30(サーティ)」、3ポイントを「40(フォーティー)」という。

ラブ(love)は、ゼロの記号「0」が卵の形に似ていることから、フランス語で「卵」を意味する「l’oeuf(ロゥフ)」に由来する。

ゲームどちらかのプレーヤーが相手より先に2ポイント以上の差をつけて4ポイントを先取すると、そのゲームを獲得したことになる。
デュースポイントカウントが3ポイントずつ(スルーポイントオール / 40-40)になった場合、スコアは「デュース」となり、相手より先に2ポイント続けて先取したプレーヤーが、そのゲームの勝者となる。

アドバンテージのプレーヤーが、続けてポイントを得られなかった場合は、再びスコアは「デュース」となり、1人のプレーヤーが相手より先に2ポイント続けて先取するまで、そのゲームは続けられる。

アドバンテージポイントカウントが3ポイントずつ(スルーポイントオール / 40-40)になった「デュース」の後に、どちらかのプレーヤーが1ポイント取得した状態のことで、相手より先に優位に立ったことを示す。

アドバンテージのプレーヤーが、続けてもう1ポイント取得するとそのゲームを獲得したことになる。

セットどちらかのプヤーが、相手より先にレー2ゲーム以上の差をつけて6ゲームを先取すると、そのセットを獲得したことになる。

セットカウントが「6-6」になった場合は「タイブレーク」となり、1人のプレーヤーが相手より先に2ゲーム続けて先取するまでそのゲームは続けられる。

タイブレークセットカウントが「6-6」になった場合、新たに7ポイントを先取した方が、そのゲームを獲得したことになる。

ただし、セットカウントが「6-6」になった場合は、2ポイント差がつくまでそのゲームは続けられる。

マッチ3セットマッチ
女子シングルス
男女別ダブルス
ミックスダブルス
5セットマッチ
男子シングルス3セットマッチの場合は、どちらかのプレーヤーが、相手より先に2セット先取した方が、その試合の勝者となる。5セットマッチの場合は、どちらかのプレーヤーが、相手より先に3セット先取した方が、その試合の勝者となる。

 

 

 

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